yukichinosekaiの日記

映画鑑賞日記「一日一本継続中」

ちょっとだけクロップにボ意見させて下さい。


 

 

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皆さん、お気づきだろうが、ロベルト・フィルミーノは自他ともに認めるべきリヴァプールにとって、戦術の核を担っている。

 

バルセロナのメッシ、シティのフェルナンジーニョ、レアルのモドリッチ

フットボールは個人種目ではない、が、時には、一人の存在がチームを大きく左右することになる。

 

フィルミーノ(愛称ボビー:以下ボビーと表記)は、特にクロップのゲーゲンプレスという戦術には欠かせない選手である。

ゲーゲンプレスとはボールを相手に奪われたらすぐに取り返しカウンターを行うというものである。つまりはチーム全体でのプレッシングが必要不可欠である。クロップはドルトムント時代もこの戦術を使い、リーグ優勝を成し遂げた。もちろんリヴァプールにやってきてからも、多少落とし込むのに時間がかかったが、ゲーゲンプレスを採用している。というのは、ゲーゲンプレスを行う上でやはり献身性であったり、守備技術、体力が必要であり、選手の見極め、入れ替えに時間がかかった。

 

しかし、昨シーズンはリーグ優勝も狙えた勢いで、CLでもファイナリストとなった。今シーズンはPLとCLどちらも狙える勢いだ。

 

しかし、私はそんななか、ボビーの交代に疑問がある。いや、正確に言えば交代後の戦術面だ。

 

ボビーを交代させるのは別にいい、あれだけチェイスを行えば、疲労も貯まるだろう。そして、交代投入されるのは同じポジションのスターリッジやオリギが多い。サラー、マネどちらかとかえて2トップ+1シャドウや、ボビーをウイングにすることもあるが、代表例として、あくまでボビーと交代する時の話をする(言いたいことは変わらないので)。

 

言いたいことは、こうだ。

「その選手じゃ、ゲーゲンプレスの戦術は崩れないか?」

確かに、課題でもあった、完全に押し込んでいる状態で、相手の攻撃もさほど驚異ではないときなら、高さであったりより、ゴールへのイメージが高いスターリッジなんかを投入するのは妥当であろう。

 

ただチャンピオンズリーグバイエルン・ミュンヘン戦のような拮抗している試合となってくると話は別である。

 

スターリッジやオリジも多少は守備意識はついたのだと感じるが、ボビーの比ではない。先に述べたように、クロップはハードワークをして鋭いカウンターをするゲーゲンプレスを採用しており、これには全員守備が必須である。現にドルトムントでは当時所属していたレヴァンドフスキが今とは比べ物にならないほど守備をしている。

 

ということは、スターリッジやオリギはこの戦術では戦力外なのである。それならば、戦術を変えればいい話。が、クロップにはそのオプションが無い。相変わらす、ボビーが下がってもゲーゲンプレスは変わらないが交代選手はそにレベルでできない。となると中盤で激しいチェイスをしても、交代前と比べると緩いものとなってしまう。コスパが非常に悪いものとなってしまう。

 

なので、クロップ監督には、前線でチェイスが出来ない選手が入ったときの戦術というものを新たに増やすべきだと私は考える。